自己イメージで面接力を高めましょう。
面接も回を重ねて、不合格が続くと不安が募るのは仕方がないことです。しかし、体験が多いほどそこから学ぶことも多いはずです。単に同じことの繰り返しでは意味がありません。回数を重ねることでプラスに体験が活かされるためには、毎回の面接あるいは、その組織・団体の就活に関する体験を記録にとって、よかった点、要改善点さらに今後に向けての留意点、決意などをまとめておくことが大切です。
スポーツ選手が「イメージ・トレーニング」を行なった結果、「新記録がでた!」とか、「優勝した!」といった話をよく聞きます。オリンピックで優勝した選手にインタビューする場面があって、そこで「イメージトレーニングの成果がでました」と答えている光景がテレビに映し出されて、「なるほど効果があるんだ」と関心します。このイメージ力は面接にも通じるものがあります。
というのは、人前で緊張する人や、あがり症(私は、こんな病気はないと思うのですが)の人は、面接がとても苦手です。数か月前に個人指導をさせていただいた方も、「面接の時にはだらだらと汗が流れる、相手の人が逆に心配してくれる」といった話を伺いました。本人にとっては深刻なことなのでしょう。だからこそ、イメージが大切なのです。スポーツ選手は、並み居る強豪と一歩二歩少しでも差をつけて抜け出すために、強い自分を想像するのです。頭の中に好調な自分を描くこと。プラスイメージを植え付けることが大切です。
人間は弱いので、つい、だめだった時のことを想像したり、マイナスイメージに浸ることで何となく安心してしまう傾向にあります。自己否定、自虐的・・に逃げ込みがちです。ですから、自己肯定のプラスイメージを意識して作り上げることが大切になります。最初は大変かもしれませんが、慣れてくれば状況に対応して、自由に自己イメージを描くことができます。
次回は、具体的な方法をお伝えします。
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面接イメージトレーニング【1】
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