「やり続けること」の意義
能力の獲得にあたっては継続して訓練に時間を投入するとよいと言われます。シンプルですが、決定的な要素なのです。また、更に、一定の能力の獲得や成果にとどまらず、いわゆる超一流、天才と呼ばれるレベルに達するには、「魔法の数字(マジックナンバー)」として「10,000時間の法則」があるということはマルコム・グラッドウェルが「天才 成功する人々の法則」の中で指摘しています。この本によると、ビル・ゲイツや、ビートルズの成功でさえも、10000時間に及ぶ努力の積み重ねと、いくつかの幸運が背景にあるのだそうです。 10,000時間と言えば大雑把に計算すると2年間で達成するには毎日13.7時間が必要になり、5年なら、5.4時間、10年なら2.7時間が必要ということになります。とてつもなく膨大な時間です。 多くの成功者の成功要因はその各人が生まれ持った才能であるように結論づけられがちです。しかし、真実はそれほど単純ではないようです。天才と呼ばれるレベルにある成功者の多くはその背景に気の遠くなるような膨大な努力があるのです。膨大な努力が、「成果⇒モチベーションの維持⇒更なる努力」、といったポジティブなスパイラルを生み、その積み重ねが圧倒的な成果を生み出していたのです。 どれだけ素晴らしい才能を持って生まれてきても、必要量の訓練を規則的に投入しなければ絶対に成果は伴いません。いかに有能なスポーツ選手でも、練習しない選手には良い成果は得られないのです。成功者と呼ばれる人たち、彼らの息を呑むような成功は、彼らが生まれ持った才能によるものではなく、かれらが費やした息を呑むような膨大な努力の賜物なのです。
こう考えると、成果を上げるためには、地道に努力する才能が必要ということができるかもしれません。つまり、あらゆる成果の根拠は「継続的な行動」にかかっていますから、途中でやめたら成果は生まれません。「石の上にも3年」という言葉もありますが、最近はとても気が短くなったのか、私などはおおよそ1年で成果が出なければあきらめてしまいます。では、どうすれば継続できるでしょうか?1万時間の法則に対して何%達成できているかを計算してみると良いようです。もし、1日6時間毎日続ければ一月で180時間、1年で2,160時間、1万時間に対しては21%ということになります。1万時間達成には4年半はかかるというわけです。
目ざすもの「目標」を持つことで人は頑張れる
そこで、ただ勢いで始めるのではなく、成果は「行動と継続」ということを考えると、最初に始めることは具体的な目標設定と計画づくりです。では、具体的な目標設定と計画作りとはどんなものか?後は毎日何時間、1万時間に達するまでどんな項目をこなしていけばいいのかという計画や工程表は、自分で考えながら作れると思います。「目標」という目ざすものがあれば人は頑張ることができます。「自己評価」を高め、目ざすものにひたすら努力し、継続することが「目ざす成果」に近づくというもの。個人指導では、SWOT分析で自己の強み弱みを棚卸し、マイルストーンで工程表を作成することを自己学習の一つとしてご指導しています。「昇格のため」ということだけでなく、自己のキャリア、人生計画に役立つものです。
ご健闘を祈ります。
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