前回に続き、イメージトレーニングの具体的な方法についてまとめてみます。
スポーツ選手の多くが取り入れているトレーニングの方法である「イメージトレーニング」は、自己強化のためのメンタルトレーニングでもあります。人間の脳は、ことイメージに関しては非常に単純に出来ていて、「思うこと」「想像すること」に影響を受けやすいのです。つまり「物事を良く捉えれば良くなり」「悪く捉えれば悪くなる」ということです。したがって、イメージはプラスのことを、人間の五感で想像して、具体化してみると実現する可能性は高くなります。よく、成功する人は、自己イメージを高め、自分のしたいことや、なりたい自分を紙に書き出すといいます。しかも5W2Hではありませんが、事細かく描かれている方が実現しやすいのです。
あがり症を治すためのイメージトレーニング
人前でうまく話をしている自分を想像してみましょう。それは、いつ?、どこで?、誰に対してか?を具体的に設定しなければなりません。まるで絵に描いているように、あるいは映画を見ているように、その場面にあなたが登場しなければなりません。
全身全霊を持って、想像してみることです。鏡の前で、最高の笑顔、表情で話をしてみます。これを毎日繰り返すことで、理想的な自分をより早く、効果的に作り上げることが出来るのです。これらの行動が習慣を生むのです。
やる気を起こすためのイメージトレーニング
やる気が起こるのは、そのことに取り組むことによって得られるメリットがあるからです。人は得することと損を回避することで生きています。モチベーションの原則でもあります。では、そのことであなたが得られるメリットとは何でしょうか?イメージは常にプラスのことで無ければなりません。そのために、あなたが過去に体験した「よかったこと」「嬉しかったこと」「褒められたこと」「目標を達成したこと」などなど、記憶と記録にとどめておくことをおすすめします。
イメージは正しく使って効果が生まれる
行動ができない、やる気が出ないのは、脳がやるべき事柄に対して、過去の悪い体験などに影響を受けてやる気にブレーキをかけているからです。ですから、前述のように過去のプラスの体験を記憶化することは大事なことなのです。
良いイメージを描くための呼吸法
もともとイメージトレーニングはドイツのシュルツ博士の自律訓練法が根源であると言われています。自己イメージが容易にできるようにして、良い方向づけをするために呼吸法が大切です。
1.リラックスして椅子に深く腰掛けます。
2.空気を鼻から吸って、口からゆっくり吐きます。吐く方に時間をかけます。
3.この間に目を閉じて、意識を自分に集中し、自分の成功イメージを頭の中に描きます
成功イメージとは、自分がなりたい、目指したいことを「あたかもそのようになったかの如く」思うことです。
「面接でうまくいっている自分」を何ども頭の中に想像できれば、それはまるで何どもリハーサルしていること同じです。
成功の第一歩は、意識すること「自分はできる!!」、そして行動するのみ。
意識は、行動を生み、行動は習慣を生むのです。
根気強く、あきらめないで、ただひたすらやり続けること。そうすれば「成功」はもうすぐです。
健闘を祈ります。
↧
面接イメージトレーニング【2】
↧