面接官を説得する=納得を引き出す
面接はわずかな時間の中で、勝負が決まります。面接は一つの説得ですから面接官をいかに短時間に説得するかということで皆さんは苦心されます。。説得法の一つに、「説得には敵(相手)を知ることが大切である」とよく言われます。コミュニケーションを効果的に進めたり、相手との関係性を高めるために、いかに相手を研究するかはとても大事なことです。とはいえ、面接ではどんな相手が面接官になるのかはわかりません。すこしでも事前に情報を仕入れておいて、面接官がどのような人であるかの研究はしておくに越したことはありません。ただし面接官は当日初対面あるいは面識が薄い人というのが普通です。誰が面接官というよりも、どのように面接に対応するかが大切です。これまでこの面接本番の時間までいろいろ準備をしたのですから、すべてを出し切ってこの短い時間で勝負しましょう。説得というと、つい一方的になりがちですが、面接は対話であり、そこからいかに相手の納得を引き出すかが重要となります。
基本は、「論理的」、「具体的」、「簡潔さ」がポイント
論理的とは、話の組み立てがきちんとできていて、主張と根拠が筋道を立てて表現できているかということです。「あなたはなぜ、管理職試験を受けたのですか?」という質問に対して、「私が管理職試験を受けたのは〇〇したい(主張)からです。と申しますのは〇〇だから(理由)です」と答えます。主張にはまず結論から入り、経緯を簡単に述べます。さらに突っ込んで聞かれても「それは〇〇(証拠・事例)とういうことから・・・・」この一連の受け答えで、伝えるべきことが、論理的、具体的にかつ簡潔に伝えられます。質問や答えによって異なりますが、主張点がいくつもあれば順序立てて「3つあります。一つ目は〇〇・・・」と整理して話します。事例とは、具体的な出来事、エピソードです。最後の「簡潔」という部分は、多くの方に意識していただかなければなりません。私がこれまでかかわってきた「模擬面接」などの面接指導でも、質問の答えが、だらだら長く、結局、何が言いたいのかわからないというケースが多く見受けられました。まずこのような方は面接で失敗するが多いのが現実です。「論理的」、「具体的」、「簡潔さ」の3つの要素は、日常のビジネスの場面のコミュニケーションにおいてきわめて基本的なことです。普段から、話を論理的に、具体的に、簡潔に伝えることを意識し、習慣にしましょう。そして面接では何が聞かれるかわかりません。もちろん事前に質問は想定するとしても、それぞれの質問に機転を利かせて対応できる、状況判断力も求められてきます。最近は機敏な対応に加えて発想力も必要になってきました。すべて日ごろから磨き上げることでスキルアップが可能です。
今から自分づくりを始めましょう。
この時期は、一般的に年度末で、昇格面接試験などは少ないのですが、逆には、最近、昇進・昇格が決まった方、内示を受けた方が「合格メール」を下さる時期でもあり、面接指導にかかわった者としては、喜びを共有するときでもあります。
ご健闘を祈ります。
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